August 31, 1989

ドイツのポストカード German postcard


 
 
           ドイツの官製はがき(1989年当時)

Magdeburg (Germany) : マグデブルグ(ドイツ)


 
このような街も訪れました。
この街も中世来、戦闘の要衝として栄えたところのようです。
従って歴史的建築物も多く見られます。
Blick zum Dom
Kloster 'Unser Lieben Frauen'
 
 
 

Berlin - National Galerie / ベルリン・ナショナルギャラリー(ドイツ)

1989年11月10日、旧東ドイツ・ベルリンの壁が崩壊する。
私がヨーロッパ東欧の旅に参加したのは1989年7月~8月にかけて。この時は、そう、まだベルリンの壁があり、東西ベルリン側からそれを目の当たりに見ることができた。訪問当時、壁が崩壊するとは知る由もなかった。しかし、各種ジャーナリズムに関する書物を読んでいたら、壁崩壊の伏線は感じられていたかもしれない。

●ベルリンの壁
まさに壁をはさみ、東西ベルリンの「色の違い」を体感したのを覚えている。東ベルリン側の印象は灰色。ショーウィンドウにディスプレイされているマネキンは古さをおび、髪の毛は毛糸、というのを覚えている。一方、西側は色にあふれ、カラフルさ、エネルギッシュさを感じた。

このブログを書いている2014年現在、再びベルリンを訪れたい、と思う次第。

●ベルリン・ナショナルギャラリー
http://en.wikipedia.org/wiki/National_Gallery_(Berlin)


上:パウル・クレー (Above: Paul Klee 1879-1940)
下:ピカソ (below: Pablo Picasso 1881-1973)

Both are my favorite artists.

パブロ・ピカソは老いてもなお、女を求める精力家。その生きるエネルギーはもちろん、数多くの作品を生み出す力ともなっている。ヨーロッパを旅し、いやというほど ピカソの作品を見れば、「理解」ではなく、「感じる」ことをもって作品を受け入れられるようになる。なぜだかわからない、だけども、見れば見るほど「笑けてくる」作品群。生き方も自由だったろうが、ピカソの頭の中は宇宙空間レベルの広がりをもつ超自由なイマジネーションの世界があったものと感じられる。

BUSTE DER KONIGIN NOFRETETE - ネフェルティティ頭像(ベルリン・エジプト考古学博物館)


エジプト王女・ネフェルティティの頭像。50cmくらいの高さ。
美術の教科書や美術書でしか見たことのなかったもの、本物を目の当たりにするのはいつも感慨深い。この目で大きさ、感覚、ボリュームを感じると共に、作品が発するエネルギーや気を感じとることもできるから。

http://en.wikipedia.org/wiki/Egyptian_Museum_of_Berlin


August 13, 1989

FRANKFURT AM MAIN (Germany) : フランクフルト 大聖堂 (ドイツ)


St. Bartholomaus Dom (The Cathedral)
ローマンカトリックゴシック建築の作品。

フランクフルトは大きな国際空港をもつ街だが、テーマを決め街を歩いてみると 中世のたたずまいを残す建築物に出会う。
http://en.wikipedia.org/wiki/Frankfurt_Cathedral

August 11, 1989

Heidelberg - Heiliggeistkirche: ハイデルベルグ 精霊教会(ドイツ)


Church of the Holy Spirit, Heidelberg
ハイデルベルグ・旧市街中心に聳え立つドイツ・ゴシック教会。
教会堂内部の尖塔型アーチが美しい。
1本の尖塔に丸い教会本堂というフォルムは、ドイツ教会建築にしばしば見られた。

http://en.wikipedia.org/wiki/Church_of_the_Holy_Spirit,_Heidelberg


Rothenburg (Germany) : ローテンブルグ(ドイツ)

この街もドイツ・ロマンチック街道のルートの1つ。クリスマスデコレーション市場でも有名。

●St. Jakobskirche (Rothenburg ob der Tauber): 聖ヤコブ教会

スペイン・サンチャゴ・デ・コンポステーラへ続く巡礼路の1つ。ドイツ・ルター派の特筆すべき教会。

http://en.wikipedia.org/wiki/St._James%27s_Church,_Rothenburg_ob_der_Tauber

 
 
●Spitalkirche: スピタルガッセ
 
一般の資料にはなかなか出てこない、教会。
 

August 10, 1989

Wurzburg (Germany) : ヴュルツブルク(ドイツ・バイエルン州)

ドイツ・ロマンチック街道ルートの1つ。6世紀から栄えた古い街であり、8世紀以後大司教区として栄える。

          MarienKapelle (The churck of Our Lady)                   Neumunster

●Marienkapelle: 聖母教会
マーケットプレイスに面するゴシック様式チャペル。
http://de.wikipedia.org/wiki/Marienkapelle_(W%C3%BCrzburg)

●Nuemunster zu Wurzburg: ノイミュンスター
バロック様式になる教会
http://www.neumuenster-wuerzburg.de/


●Dom St. Killian: 聖キリアン大聖堂



現教会は1040年から築かれ、尖塔の高さ105mを誇るドイツ内4番目に大きなロマネスク教会。787年に礎石が築かれるものの火事で焼け落ち再建。
尖塔の形からゴシック様式が顕現できる後期ロマネスク建築といえる。
上記むかって右側写真内、DOMむかって左側にノイミュンスターが見える。

http://en.wikipedia.org/wiki/W%C3%BCrzburg_Cathedral


Bamberg Dom (Germany) : バンベルグ 大聖堂(ドイツ)


official name Bamberger Dom St. Peter und St. Georg
聖ピーターと聖ジョージに捧げられた大聖堂。
教会堂の中に、ドイツ彫刻で特筆すべき彫刻があります。
ドイツ教会の多くがそうであるように、この教会ももとはローマンカトリックの教会として建立されたものです。

http://en.wikipedia.org/wiki/Bamberg_Cathedral

August 9, 1989

Regensburg (German) / レーゲンスブルグ(ドイツ)

● Regensburg Dom - St. Peter


107mの尖塔をもつ、ドイツゴシック様式建築代表の1つ。
ゴシック建築の最盛期になると、異常なほどに尖塔の高さを競うように建築が進められた。神に届けとばかりに、天へ向かう直線が意識される。
特に大都市になると、教会建築を支える資産家や資金が集まるためか、豪奢で背の高い建築が見られる。
http://en.wikipedia.org/wiki/Regensburg_Cathedral


● Dompfarrkirche - Niedermunster


基礎が西暦7世紀に築かれたロマネスク教会。
http://en.wikipedia.org/wiki/Niederm%C3%BCnster,_Regensburg
http://de.wikipedia.org/wiki/Stift_Niederm%C3%BCnster_(Regensburg)

美術の歴史では、ロマネスクからゴシックへと様式が展開する。


Nurnberg / ニュルンベルグ (ドイツ)

ドイツ・ニュルンバーグはメルヘンの世界でおなじみでしょうか。美しい、ドイツ中世都市の1つ。

● St. Sebaldus / 聖ゼバルド教会


街の重要建築であり、もっとも古い教会建築の1つ。
http://en.wikipedia.org/wiki/St._Sebaldus_Church,_Nuremberg


● St. Lorenz Kirche / 聖ロレンツォ教会


聖ゼバルド教会とならぶ街の重要建築。
ドイツ中世ゴシックを代表する建築の1つで、西正面ファサードの彫刻が美しい。

ニュルンベルグも第2次大戦で大きな打撃を被り、聖ロレンツォ教会をはじめ多くの教会が破壊された。ドイツにおける建築の再建後の美しさは、建築当初の美しさにはかなわない。
http://en.wikipedia.org/wiki/St._Lorenz,_Nuremberg


● Frauenkirche (The church of Our Lady); 聖母教会
http://en.wikipedia.org/wiki/Frauenkirche,_Nuremberg


August 8, 1989

Ulm Dom (Cathedral/ German) / ウルム(ドイツ)大聖堂



尖塔の高さ161mを誇る、ドイツゴシック建築様式の代表作。ゴシック建築の多くがそうであるように、1377年に礎石が築かれたものの19世紀まで完成をみなかった。側壁、フライングバットレスのフォルムも美しい。

http://en.wikipedia.org/wiki/Ulm_Minster

ドナウ河を眺めるウルムの街並み。


Wies - Wallfahrtskirche (Pilgrimage Church) / ヴィースの巡礼教会(ドイツ)

ドイツ・バイエルン州南部に位置する、ロココ調の教会。ドイツ・ロマンチック街道沿いにある。
1745年から1754年に建立された。会堂内部は豪奢なロココ調美術で装飾される。


http://en.wikipedia.org/wiki/Wieskirche

☆ドイツ・ロマンチック街道
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E8%A1%97%E9%81%93

Neuschwanstein - Chateau royal (Royal Castle/ German) / ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)

ドイツ・ロマンチック街道の訪問先の1つである、白鳥の城とも呼ばれる。今もロマンチック街道ツアーは人気なのでしょうか。1989年当時はハネムーン先の1つでもあったようです。


この頃参加していた美術ツアーでは、一般の観光地を訪れることは少なかったですが、旅の余興の1つとして、またツアー参加者からのリクエストもあり訪問地の1つになりました。

http://en.wikipedia.org/wiki/Neuschwanstein_Castle

August 5, 1989

Salzburg (Austria) / ザルツブルグ(オーストリア)

音楽で有名な都市。

● 街の眺め
いかにも美しい音楽が聞こえてきそうです。
2014年のザルツブルグはどうなっているでしょうか。

 
●Dom (Cathedral) - ザルツブルグ大聖堂

 
17世紀のバロック建築。


●St. Peter (Erzabtei) / 聖ピーター教会


http://en.wikipedia.org/wiki/St_Peter%27s_Abbey,_Salzburg

August 2, 1989

Vienna - Stephansdom ウィーン(オーストリア)ステファン大聖堂


オーストリア・ウィーンの中心地、ゴシック建築の代表作、ステファン大聖堂。
幾年か後、友人と再訪したとき、大聖堂前のカフェでとても素敵な老夫婦にお会いしたのを覚えています。
I met a wonderful elder couple at a café in front of the cathedral.


http://en.wikipedia.org/wiki/St._Stephen%27s_Cathedral,_Vienna

Giuseppe Archimboldo (1527-1593) : Museum of Art History (Vienna/ Austria)  アーチンボルド(ウィーン美術史美術館)


美術作品を見てみると、いろいろな発想に出くわして面白い。
芸術作品を理解するにこしたことはないが、ただ見て、「面白い」とか、「へんてこりん」だとか、「ふーん」とか、ただ感情が動くまま、思うままに見ているだけで、作品の存在価値があるという。また知らず知らずのうちに美的感覚、本物を見る目が養われるのも、うそではない。

You can enjoy anything, any arts with your emotion, along your emotion.
You don't have to UNDERSTAND art.

http://en.wikipedia.org/wiki/Kunsthistorisches_Museum